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小宮 健太さんの回答
ご家族として心配される気持ち、とてもよく分かります。高齢のご親族が窓口で投資信託を勧められたときは、いくつか確認すべき点があります。落ち着いて一緒に整理されるとよいでしょう。
まず大前提として、契約を急がないことです。その場で結論を出さず、「家族と相談する」と伝えて持ち帰ってもらうのが安全です。高齢者への金融商品販売には配慮が求められていますが、ご家族が内容を確認する時間を取ることが何よりの防御になります。
確認すべき第一の点は、その投資信託の中身と手数料です。購入時手数料や毎年かかる信託報酬がどのくらいか、毎月分配型のように見かけの分配金が高くても元本を取り崩すタイプではないか、を確認します。手数料の高い商品や仕組みの複雑な商品は、高齢の投資初心者には向きません。
第二に、お母様にとってそのお金が「当面使わないお金」かどうかです。年金と預金で生活されているとのことですので、生活費や医療・介護に充てる予定のお金を投資に回すのは避けるべきです。投資は、当面使う予定のない余裕資金の範囲にとどめるのが原則です。
第三に、運用期間とリスク許容度です。70代という年代では、値下がりしても回復を待つ時間が限られます。大きな値動きのある商品は、精神的な負担も含めて慎重に考える必要があります。
無理のない断り方としては、「家族と決めることにしている」「今は預金で十分」とはっきり伝えれば問題ありません。窓口の方への遠慮は不要です。
もし運用を検討する場合でも、ご家族が同席して内容を理解したうえで、認知機能の変化に備えた情報共有をしておくと安心です。中立的な立場で相談したい場合は、商品販売を目的としないIFAなどの専門家に、ご家族同席で相談されるという選択肢もあります。
小宮 健太
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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