1
名のプロが回答中
ベストアンサー
A
小宮 健太さんの回答
良い着眼点です。結論から言えば、20代で株式100%は「あり」の選択肢ですが、万人に最適とは限りません。メリットと注意点を整理してお伝えします。
まず、20代で株式比率を高くできる理由は明確です。運用期間が40年近く取れるため、途中で大きな下落があっても回復を待つ時間が十分にあります。歴史的に見て、株式は長期で保有すれば他の資産より高いリターンが期待でき、若いうちはこの恩恵を最大限に受けられます。理論的には、時間を味方につけられる20代こそ、リスク資産を厚くする合理性があります。
その意味で、NISAのつみたて投資枠で全世界株式やS&P500のインデックスを株式100%で積み立てる、というのは、十分に理にかなった方針です。実際、多くの長期投資家がこのスタイルを取っています。
一方で、注意すべき点もあります。第一に、暴落に耐えられるかどうかです。株式100%だと、相場が30〜50%下落する局面では資産も同じように大きく減ります。頭で理解していても、いざ資産が半分近くになると、不安で売ってしまう人は少なくありません。狼狽売りをすれば、長期投資の利点が台無しになります。自分がどこまでの下落に精神的に耐えられるかは、正直に見極める必要があります。
第二に、生活防衛資金は別に確保することです。ポートフォリオを株式100%にするとしても、それとは別に、生活費の3〜6か月分は預金で持っておきます。急な出費で株式を下落時に売らずに済むための備えで、これは投資の前提条件です。
債券を組み入れる必要性については、20代では必須ではありません。ただ、値動きを少しでも抑えたい、暴落時に追加投資する余力を持ちたいという場合は、現金や債券を1〜2割持つ選択肢もあります。
まずは生活防衛資金を確保したうえで、ご自身の暴落耐性と相談しながら決めるのがよいでしょう。判断に迷えば、IFAなどの専門家に相談すると整理しやすくなります。
小宮 健太
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
あなたに合うアドバイザーが見つかる
