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小宮 健太さんの回答
貯金500万円の一部を投資に、とお考えとのこと。まず試算の目安をお示しし、現実的な運用の考え方をお伝えします。
500万円を10年間運用した場合の単純計算の目安は、年利3%で約672万円、年利5%で約814万円です(複利・税引き前)。実際には運用益に約20%の税金がかかり、相場変動で増減しますので、概算とお考えください。利回りは保証されたものではなく、一定の仮定を置いた数値です。
ここで大切なのは、500万円全額を投資に回さないことです。ご質問にあるとおり、生活防衛資金を残すという発想はとても重要です。30代であれば、生活費の3〜6か月分(目安として100万〜200万円程度)は預金で確保し、急な出費に備えます。これを差し引いた残りが、運用に回せる「当面使わないお金」です。
この金額に合った配分例としては、運用部分を国際分散のインデックス投資(全世界株式やS&P500)を中心に組むのが王道です。値動きを抑えたい場合は、株式と債券・バランス型を組み合わせます。たとえば、安定志向なら株式6割・債券等4割、成長志向なら株式8割・現金等2割、といった具合に、ご自身がどこまでの下落に耐えられるかで調整します。NISAを使えば運用益が非課税になるため、優先的に活用するとよいでしょう。
500万円という金額は、本格的に資産運用を始めるのに十分な規模です。ただし、一度にまとまった額を投資するのが不安なら、数回に分けて投資したり、毎月の積立で時間を分散したりすると、高値づかみのリスクを抑えられます。
注意点として、「10年で大きく増やす」ことを狙って値動きの激しい商品に集中させるのは避けましょう。長期・分散・積立を基本に、生活防衛資金を確保したうえで、無理のない範囲で運用するのが堅実です。ご自身のリスク許容度に合った配分は、IFAなどの専門家と整理されると安心して始められます。
小宮 健太
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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