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小宮 健太さんの回答
仕事が忙しく運用に手間をかけられないとのこと。実は「ほったらかし」は、長期投資においてむしろ理にかなった方法です。試算と、放置でもやるべきことを整理してお伝えします。
まず試算の目安です。1,000万円を10年間運用した場合、年利3%なら約1344万円、年利5%なら約1629万円、20年なら年利5%で約2653万円が単純計算の目安です(複利・税引き前)。運用益には約20%の税金がかかり、相場変動で増減しますので概算とお考えください。利回りは保証されたものではありません。
「ほったらかし」が有効な理由は、長期投資では頻繁な売買がかえってリターンを損なうことが多いからです。相場の上下を予測して売り買いを繰り返すより、優良な国際分散の商品を保有し続けるほうが、結果的に良い成績になりやすいことが知られています。忙しくて手をかけられないことは、むしろ余計な売買をしない利点になります。
ほったらかしに向く商品としては、全世界株式やS&P500といったインデックスファンド、あるいは複数資産に自動で分散・調整してくれるバランス型ファンドが代表的です。これらは1本で世界中に分散投資でき、運用会社が中身を管理してくれるため、購入後はほとんど手間がかかりません。NISAを使えば運用益が非課税になります。
ただし、「ほったらかし」でも最低限やるべきことが3つあります。1つ目は、買う前の商品選びです。手数料(信託報酬)の低い、実績のある国際分散の商品を選ぶことが、その後の放置の質を決めます。2つ目は、生活防衛資金の確保です。1,000万円のうち生活防衛資金は預金で別に持ち、当面使わないお金だけを運用に回します。3つ目は、年に1回程度の点検です。完全に忘れるのではなく、配分が大きく偏っていないか軽く確認する習慣があると安心です。
避けたいのは、放置中に相場が下落したとき、不安に駆られて売ってしまうことです。下落は長期投資につきものなので、淡々と保有を続けることが成功の条件です。手間をかけずに着実に、という方針に合った商品選びは、最初だけIFAなどの専門家に相談すると、安心して放置できます。
小宮 健太
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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