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小宮 健太さんの回答
資産5,000万円を1億円の大台へ、という目標ですね。必要な年数を利回り別に整理し、守りを固めつつ目指す現実的な戦略をお伝えします。
まず「運用のみ(追加投資なし)」で2倍にする場合です。年利3%なら約24年、年利5%なら約14年、年利7%なら約10年が目安です(複利・税引き前)。有名な「72の法則」(72÷利回り≒2倍になる年数)を使うと、利回り5%なら約14年、と簡単に見積もれます。
毎月の積立を併用すれば、期間はさらに短縮されます。たとえば5,000万円を年利5%で運用しつつ、毎月10万円を追加投資すると、約11年程度で1億円に届く計算です。経営者として入金余力があるなら、この併用は有効です。
ここで、ご相談の核心である「全額をリスク資産に回すのは怖い」という点にお答えします。これは非常に健全な感覚です。5,000万円という資産を全額株式に投じて、もし大きな下落が来れば、回復に時間がかかり精神的な負担も大きくなります。
そこで現実的なのが、守りを固めつつ攻める「コア・サテライト戦略」です。資産の大部分(コア、7〜8割)を、全世界株式や債券を含む低コストの国際分散投資で堅実に運用します。これが土台です。残り(サテライト、2〜3割)で、より成長を狙う投資をします。この構成なら、土台で着実に増やしつつ、過度なリスクを避けられます。
また、5,000万円のうち、生活防衛資金や近い将来に使う予定のお金は、運用に回さず預金・国債で確保します。1億円を目指すのは、あくまで「当面使わないお金」の範囲です。
現実的な利回りの感覚として、長期の国際分散投資で期待できるのは年3〜5%程度です。「数年で2倍」を狙って高リスクの集中投資やレバレッジに頼ると、一度の失敗で土台を失いかねません。守りを固めながら、複利と入金力を10〜15年かけて効かせるのが、最も再現性の高い道です。
経営者ならではの入金力を活かした計画と、守りと攻めの配分設計は、IFAなどの専門家と立てられると着実に進みます。
小宮 健太
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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