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小宮 健太さんの回答
将来は配当金を生活の足しに、と長期保有で高配当株を増やしたいお考えですね。選び方の基準と、配当金生活の現実性を整理してお伝えします。なお、特定銘柄の推奨は控え、選び方の考え方をお伝えします。
まず「配当利回りの高さだけで選んではいけない」のが大原則です。利回りが異常に高い銘柄は、業績悪化で株価が下がった結果そう見えているだけだったり、無理をして配当を出していたりする場合があります。こうした銘柄は、減配(配当の引き下げ)されると配当も株価も下がり、二重の打撃を受けます。
選ぶ際に見るべき基準を挙げます。第一に、連続増配・安定配当の実績です。長年にわたり配当を維持・増加させている企業は、安定した収益基盤を持つ傾向があります。第二に、配当性向です。これは利益のうち配当に回す割合で、高すぎる(80〜100%超)と無理な配当の可能性があり、適度な水準(30〜50%程度)が健全とされます。第三に、業績や財務の安定性です。売上・利益が安定し、財務が健全な企業ほど、配当の持続性が高くなります。第四に、分散です。特定の銘柄や業種に偏らず、複数に分散することで、1社の減配の影響を和らげられます。個別株選びに自信がなければ、高配当株のETFや投資信託を使えば、手軽に分散できます。
ご質問の「配当金生活はいくらの元手が必要か」について、具体的な目安をお伝えします。配当利回りを税引き前4%と仮定すると、税引き後(約20%課税後)の手取り利回りは約3.2%です。月3万円(年36万円)の配当を手取りで得るには約1100万円、月10万円(年120万円)なら約3800万円、月20万円(年240万円)なら約7500万円が、おおよその必要元手の目安です(NISA活用で非課税にできる部分があります)。
つまり、配当金生活が成立するかは、必要な生活費の水準と元手次第です。生活費の一部を配当で補う「部分的な配当生活」なら、数千万円規模で十分射程に入ります。
注意点として、配当は企業業績次第で増減し、保証されたものではありません。配当だけに依存せず、ある程度の取り崩し余地や預金も残しておくと安心です。配当重視のポートフォリオの設計や、個別銘柄の選定リスクについては、IFAなどの専門家と相談されることをおすすめします。
小宮 健太
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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