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渡辺 吉祐さんの回答
周りが始めていると気になりますよね。まず実態からお伝えします。
新NISA制度が始まって以降、20代の投資参加は急速に広がっています。各種調査では、20代で投資をしている人の割合はおおむね3〜4割程度とされ、年々上昇している傾向です。特にNISAを使ったつみたて投資が入口になっており、少額から始める人が大半を占めます。同期の方が始めているというお話は、こうした流れを反映したものです。
ただ、割合そのものより大切なのは、20代という時間の価値です。投資で最も強力な武器は複利で、運用期間が長いほどその効果は大きくなります。たとえば毎月1万円を年利5%で30年間積み立てると、元本360万円に対して結果は約830万円が一つの目安です(あくまで一定の仮定を置いた概算で、利回りは保証されません)。同じ積立額でも、始める時期が早いほど将来の差は開きます。この点で、20代は最も有利な立場にいます。
「出遅れているなら少額からでも始めるべきか」というご質問ですが、答えは前向きに検討する価値あり、です。20代は収入がまだ大きくない分、無理のない金額(たとえば月数千円〜1万円)から始め、生活に慣らしていくのが現実的です。NISAのつみたて投資枠で、全世界株式やS&P500といった国際分散されたインデックス投資を選ぶのが、初心者にとって分かりやすい王道とされています。
注意点として、投資を始める前に、まず生活防衛資金(生活費の3〜6か月分)を預金で確保してください。急な出費に投資資産を取り崩さずに済むための備えです。また、SNSで見かける短期間で大きく増やす手法は、20代の資産形成にはそぐわないことが多く、コツコツ続ける長期投資が向いています。少額からの第一歩について、商品選びや金額設定に迷ったら、IFAなどの専門家に相談すると安心して始められます。
渡辺 吉祐
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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