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渡辺 吉祐さんの回答
貯蓄が1,000万円に達し、運用プランを具体的に考えたいとのこと。試算と、この金額帯に合った配分、注意点を整理してお伝えします。
まず試算の目安です。1,000万円を運用した場合、年利3%なら10年後で約1344万円・20年後で約1806万円、年利5%なら10年後で約1629万円・20年後で約2653万円が単純計算の目安です(複利・税引き前)。運用益には約20%の税金がかかり(NISAなら非課税)、相場変動で増減しますので概算とお考えください。利回りは保証されたものではありません。10年より20年のほうが、複利の効果で増え方が大きくなる点に注目してください。長期になるほど時間が味方します。
リスク許容度別の配分例を3つお示しします。いずれも一例です。
安定型は、株式40%・債券40%・現金等20%程度。期待リターンは控えめですが、下落局面の振れ幅を抑えられます。値動きが不安な方向けです。
バランス型は、株式60%・債券25%・現金等15%程度。成長と安定のバランスが取れ、多くの方に当てはまりやすい配分です。
成長型は、株式80%・現金等20%程度。運用期間を長く取れ、下落に耐えられる方向けです。期待リターンは高めですが、下落局面では大きく目減りします。
40代であれば、運用期間を15〜20年確保できるため、ある程度株式を厚めにできます。株式部分は全世界株式やS&P500など低コストの国際分散インデックスが王道です。NISAを優先的に活用しましょう。
この金額帯でやりがちな失敗も挙げておきます。第一に、1,000万円というまとまった額を一度に値動きの大きい商品へ投じ、直後の下落に動揺して売ってしまうことです。不安なら、数回に分けて投資するか積立で時間分散すると安心です。第二に、高利回りをうたう商品や仕組みの複雑な商品に手を出すことです。第三に、生活防衛資金まで投資に回すことです。生活費の数か月分は必ず預金で残します。
1,000万円は本格的な資産運用に十分な規模です。ご自身のリスク許容度に合った配分を、IFAなどの専門家と整理されると、迷いなく長期運用に入れます。
渡辺 吉祐
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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