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渡辺 吉祐さんの回答
給与は安定しているものの将来が不安で、本業に支障のない範囲で運用を始めたいとのことですね。日中相場を見られない会社員の方にこそ向く方法を整理してお伝えします。
まず、サラリーマンの資産運用の基本方針は「手間をかけず、長期でコツコツ」です。日中に相場を見て売買する短期取引は、本業のある会社員には向きません。むしろ、優良な商品を長期保有し、自動で積み立てる方法のほうが、手間がかからず成績も安定しやすいため、会社員の働き方に最も合っています。
具体的におすすめなのは、NISAとiDeCoを活用した国際分散の積立投資です。
NISAのつみたて投資枠では、全世界株式やS&P500といったインデックスファンドを毎月自動で積み立てます。一度設定すれば、あとは自動的に買い付けられるため、日中相場を見る必要はありません。運用益が非課税になるのも大きな利点です。少額(月数千円〜)から始められるので、無理のない範囲でスタートできます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後資金づくりに特化した制度です。掛金が全額所得控除になるため、会社員の方は所得税・住民税が軽減されるという、給与所得者ならではの節税メリットがあります。ただし、原則60歳まで引き出せないため、老後資金と割り切れる範囲で活用します。
「無理なく続けられる金額の目安」については、まず手取りの1〜2割を目安に、生活に支障のない範囲から始めるのが現実的です。たとえば毎月2〜3万円から始め、昇給やボーナスに合わせて増やしていく形です。大切なのは、金額の大きさより「続けること」です。
始める前の準備として、生活防衛資金(生活費の3〜6か月分)を預金で確保してください。急な出費に投資資産を取り崩さずに済むための備えです。
会社員の最大の強みは、毎月の安定収入による「入金力」です。これを活かして、自動積立で淡々と長期投資を続ければ、相場を気にせずとも着実に資産を育てられます。なお、副業規定のある会社でも、資産運用は労働・事業ではないため問題なく行えます。商品選びや金額設定に迷ったら、IFAなどの専門家に相談すると、ご自身に合った無理のない計画が立てられます。
渡辺 吉祐
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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