2
名のプロが回答中
ベストアンサー
A
山下 広祐さんの回答
「インデックス投資は儲からない」「ブームは終わった」という意見は、長期の資産形成の観点からは、的を外していることが多いです。インデックス投資は、今も昔も、効率のよい王道であり続けています。
「儲からない」という見方は、短期目線によるものです。確かに、一発で大きく儲ける手法ではありません。しかし、市場全体の成長を低コストで取り込み、長期で複利を効かせるという点で、過去の実績では、多くのアクティブ運用を上回ってきたとされます(過去の実績は将来を保証しません)。世界経済が成長を続ける限り、その成長を享受できるのが強みです。
S&P500と全世界株式(オルカン)の比較では、前者は米国の成長に集中、後者は世界中に分散します。米国の力強さに期待するならS&P500、より広い分散を重視するなら全世界株式、と好みで選べます。どちらも1本で完結する優良な選択で、過去の実績はいずれも良好でした。
「ブームが終わる」という指摘もありますが、インデックス投資は流行ではなく、低コスト・分散・長期という合理性に基づく手法です。一時の話題に左右される性質のものではありません。
よくある失敗は、下落時の狼狽売りや、短期での乗り換えです。腰を据えて積み立て続ければ、複利の恩恵を最大限に受けられます。長期で資産を最大化する設計は、IFAなど専門家と組むと効率的です。
山下 広祐
株式会社Stock Fine
その他の専門家の回答
A
小宮 健太さんの回答
オルカンやS&P500のインデックス投資を始めたものの、「儲からない」「危ない」「カモにされている」という意見を見て不安になられたのですね。これらの主張を一つずつ、フラットに検証してお伝えします。
まず結論として、インデックス投資は「儲からない・危ない」どころか、長期の資産形成において最も再現性の高い王道の一つとされています。ただし、誤解されやすい点があるので、丁寧に説明します。
「インデックス投資は儲からない」という主張についてです。これは、多くの場合「短期間では大きく儲からない」という意味です。インデックス投資は、市場全体に連動するため、短期間で2倍3倍になるような派手な値上がりはしません。「すぐ大儲けしたい」人には物足りなく映ります。しかし、長期的には、世界経済の成長とともに着実に資産を増やせる可能性が高い手法です。「短期で一発」を狙わず「長期でコツコツ」が本質なので、儲からないのではなく『長期的な視点で着実に資産形成を目指す』手法なのです。
「インデックス投資は危ない」という主張についてです。インデックス投資も投資である以上、短期的には値下がりします。市場全体が下落すれば、インデックスも下がります。この値動きを「危ない」と表現することはできます。しかし、特定の個別株に集中投資するより、市場全体に分散するインデックス投資のほうが、むしろリスクは低い部類です。「危ない」と言うなら、集中投資のほうがはるかに危ない、というのが実態です。
ご質問の「ブームは終わった」という主張についてです。新NISAでインデックス投資が広まったことを「ブーム」と捉え、「ブームは終わる」と警告する意見があります。しかし、インデックス投資は一時的な流行ではなく、長期投資の合理的な手法として世界的に定着しているものです。短期的な人気の波はあっても、手法そのものの有効性が消えるわけではありません。
ご質問の「カモにされている」という主張についてです。これは、「みんなが買っているから危ない」「いずれ暴落させられる」といった陰謀論的な見方です。しかし、インデックス投資は特定の誰かが儲けるための仕組みではなく、低コストで市場全体に投資する透明性の高い手法です。むしろ、手数料の高いアクティブファンドや複雑な商品のほうが、コスト面で「カモ」になりやすいとも言えます。
ご質問の「S&P500だけ・全世界株だけで十分か」についてです。どちらも広く分散された優良な選択肢です。S&P500は米国集中、全世界株は世界全体への分散という違いがあります。より広く分散したいなら全世界株、米国の成長に期待するならS&P500、という選び方で、どちらか1本でも十分な分散が得られます。両方持つ必要は必ずしもありません。
ご質問の「よくある失敗例」を挙げます。第一に、暴落時に怖くなって売ってしまう狼狽売り。第二に、短期の値動きに焦って頻繁に売買すること。第三に、「儲からない」という意見に惑わされて長期保有をやめてしまうことです。インデックス投資の最大の敵は、市場の下落ではなく、自分の感情です。
まとめると、インデックス投資は「短期で大儲けはしないが、長期で着実に増やせる」合理的な手法であり、「儲からない・危ない・カモ」という批判の多くは誤解か、短期目線によるものです。長期・分散・積立を淡々と続けることが成功の鍵です。不安があれば、IFAなどの専門家に相談すると、ぶれずに続けられます。
小宮 健太
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
あなたに合うアドバイザーが見つかる
