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村岡 慎平さんの回答
1億円を安全に預けるためには、ただ1つの銀行に置いておくのではなく、「法律で守られる仕組み」を使いながら、いくつかの場所に分けて保管するのが最も安全です。あわせて、物価の上昇でお金の価値が下がるリスク(インフレ)にも備えましょう。
安全に保管するための具体的な方法は大きく3つあります。
銀行に預ける場合(ペイオフ対策)銀行が万が一倒産したとき、法律で守られるお金は「1つの銀行につき1,000万円まで(利息を含む)」と決まっています。そのため、預金にする分は複数の銀行に細かく分けて預けるのが基本です。
国にお金を貸す場合(個人向け国債)日本国が破綻しない限り元本が守られる「個人向け国債」は、非常に安全性が高い預け先です。1億円のうち、当面使う予定のないまとまったお金を置いておく場所として適しています。
証券会社に預ける場合(分別管理)証券会社で株や投資信託を買った場合、万が一その証券会社が倒産しても、預けた資産は法律によって100%別口座で守られる仕組み(分別管理)があります。1億円すべてをただ現金として置いておくと、物価が上がったときに実質的にお金の価値が目減りしてしまいます。
そのため、債券メインのポートフォリオを作成し、資産の価値を守る工夫をするのが合理的です。
つまり、1億円の安全を守るには「銀行・債券・投資にバランスよく散りばめること」が鍵になります。あなたにとって一番安心できる具体的な配分や、将来の相続などの税金面についても合わせて考えたいときは、信頼できる専門家や税理士などのプロに相談しながら進めるのがおすすめです。
村岡 慎平
株式会社Stock Fine
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A
青木 光さんの回答
親御様の相続で1億円規模の資産を受け取られたとのこと。まず「どこに預けるのが安全か」という観点を、保護制度の仕組みから整理してお伝えします。
ご懸念のとおり、銀行預金の保護(預金保険、ペイオフ)は、1金融機関あたり預金者1人につき元本1,000万円とその利息までが対象です。つまり、1億円を1つの銀行に預けると、万一その銀行が破綻した場合、1,000万円を超える部分は保護されない可能性があります。
これを踏まえた預け先の考え方は、次のとおりです。第一に、複数の銀行に分散する方法です。1,000万円ずつ複数行に分ければ、それぞれで預金保険の対象になります。ただし、1億円を10行に分けるのは管理が煩雑です。第二に、決済用預金(利息のつかない普通預金)の活用です。決済用預金は全額が預金保険で保護されるため、当面動かさない大きな資金の一時的な置き場所として有効です。
第三に、証券口座や国債の活用です。証券会社で購入した株式や投資信託は、分別管理により、証券会社が破綻しても投資家の資産は保護される仕組みです。また、個人向け国債は発行体が国であり、満期保有なら元本割れしないため、安全性を重視する大きな資金の置き場所として適しています。
第四に、信託の活用です。金額が大きい場合、信託銀行のサービスを使う選択肢もありますが、コストや内容をよく確認する必要があります。
ただ、ここで一つ視点を加えます。「安全に預ける」ことだけを考えると、1億円がインフレで実質的に目減りしていく点も無視できません。物価が年2%上がれば、現金の価値は実質的に毎年2%ずつ目減りします。ですので、すぐ使う予定のない資金については、一部をインフレに対応できる運用に回すことも、長い目で見た「資産を守る」方法です。
まずは保護制度を踏まえて預け先を分散しつつ、当面使わない部分の運用も含めて全体を設計するのが理想です。相続直後でご不安も大きい時期かと思いますので、商品販売を目的としないIFAなどの専門家に、落ち着いて相談されることをおすすめします。
青木 光
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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