2
名のプロが回答中
ベストアンサー
A
山下 広祐さんの回答
2,000万円という土台があれば、運用によって老後の安心を大きく厚くできます。低金利の預金に全額を寝かせるより、一部をしっかり運用に回す意義は大きいです。
まず試算です。2,000万円を年率5%で運用すると、複利で10年後におよそ3260万円、20年後にはおよそ5310万円が目安です。年率3%でも10年後におよそ2690万円、20年後におよそ3610万円になります(複利・税引き前の仮定で、保証された数字ではありません)。時間が長いほど複利が効き、増える金額が大きくなります。
配分の考え方としては、生活防衛資金を確保したうえで、NISAを使った株式型インデックスと債券を中心に、持つ形です。すぐに使う予定がなければ、運用を続けながら必要分だけ取り崩すことで、資産寿命を延ばせます。
NISAの非課税枠を使えば、運用益を非課税にでき効率も上がります。2,000万円を「守る資産」と「育てる資産」に分け、育てる部分にしっかり働いてもらう設計は、IFAなど専門家と組むと、老後の安心を大きくできます。
山下 広祐
株式会社Stock Fine
その他の専門家の回答
A
青木 光さんの回答
まず試算の目安からお示しします。2,000万円を10年間運用した場合、年利3%なら約2688万円、年利5%なら約3258万円が単純計算の目安です(複利・税引き前)。実際には運用益に約20%の税金がかかり、相場の変動で増減しますので、あくまで概算とお考えください。なお、利回りは保証されたものではなく、これらは一定の仮定を置いた場合の数値です。
ここで大切なのは、「2,000万円を全額このペースで増やせる」と捉えないことです。ご質問にあるとおり、全額を投資に回すか一部を残すかは、運用の成否を分ける重要な判断です。
おすすめは、2,000万円を役割で3つに分ける考え方です。1つ目は生活防衛資金として、生活費の半年〜2年分(たとえば300万〜500万円)を預金で確保します。これは相場が下がっても取り崩さずに済むための備えです。2つ目は近い将来に使う予定のあるお金で、これも預金や個人向け国債など元本の安定した置き場所にします。3つ目が、当面使う予定のない「長期で運用してよいお金」で、ここを投資に回します。
50代という年代を踏まえると、退職までの期間と退職後の取り崩しを見据えた配分が現実的です。たとえば投資分を、値動きの大きい株式インデックスと、比較的安定した債券やバランス型に分散させると、3%前後の期待リターンを狙いつつ下落局面の振れ幅を抑えやすくなります。「元本をなるべく守りたい」というご希望であれば、投資に回す比率を抑え、国債や定期預金の比率を高めることでリスクを下げられます。
避けたいのは、まとまった2,000万円を一度に値動きの大きい商品へ投じることです。投資直後に相場が下落すると、回復までの不安に耐えられず狼狽売りをしてしまう失敗が起こりがちです。一括ではなく数回〜十数回に分けて投資する、あるいは積立で時間を分散することで、買うタイミングのリスクを和らげられます。
具体的な配分比率は、いつそのお金を使う予定か、どこまでの値下がりなら受け入れられるかによって変わります。ご自身のリスク許容度を整理したうえで、IFAなどの専門家と一緒に設計されることをおすすめします。
青木 光
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
あなたに合うアドバイザーが見つかる
