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辻 勝隆さんの回答
退職金をすべて普通預金に置いておくことは安心感がありますが、インフレによって実質的な資産価値が目減りする可能性があります。そのため、まとまった資金は目的に応じて分けて管理することが大切です。
例えば、定期預金は元本割れの心配が少なく、個人向け国債は国が発行するため安全性が高い商品です。一方、投資信託は価格変動はありますが、長期・分散投資によって資産の成長を期待できます。
安全性を重視するのであれば、生活資金や数年以内に使う予定のお金は預金や個人向け国債で確保し、当面使う予定のない資金の一部を投資信託などで運用する方法が一般的です。
どのような配分が適しているかは、退職後の生活設計や収入、リスク許容度によって異なります。迷った場合は、IFAなどの専門家に相談し、ご自身に合った資産配分を検討することをおすすめします。
辻 勝隆
株式会社Stock Fine
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渡辺 吉祐さんの回答
退職金などでまとまったお金が手元にあり、超低金利の普通預金のままで気になっておられるとのこと。預け先の選択肢と、組み合わせ方を整理してお伝えします。
まず、預け先は「安全性」と「収益性」のバランスで選びます。主な選択肢は3つの層に分かれます。
第一の層は、安全性最優先の置き場所です。定期預金は元本が保証され(1金融機関1,000万円までは預金保険の対象)、いつでも引き出せる安心感があります。個人向け国債は国が発行体で、満期保有なら元本割れせず、変動10年なら金利上昇にも対応できます。すぐ使う予定のあるお金や、絶対に減らしたくないお金は、この層に置きます。
第二の層は、安定性を保ちつつ少し収益を狙う置き場所です。バランス型の投資信託は、株式と債券に分散され値動きが穏やかなため、預金よりリターンを期待しつつ大きな変動を避けたい資金に向きます。
第三の層は、長期的な成長を狙う置き場所です。当面使う予定のないお金は、全世界株式などの国際分散投資に回すことで、インフレを上回るリターンを期待できます。NISAを使えば運用益が非課税です。
ご質問の「安全性を重視しつつインフレで目減りさせない組み合わせ方」が、まさに核心です。退職金を全額預金に置くと安全ですが、インフレで実質価値が目減りします。かといって全額を運用に回すのはリスクが大きい。そこで、お金を「使う時期」で分けます。数年内に使うお金は第一の層(預金・国債)で確保し、当面使わないお金の一部を第二・第三の層で運用する、という配分です。
60代で退職金を含む2500万円規模であれば、たとえば生活防衛資金と近い支出を預金・国債で手厚く確保し、残りの一部をバランス型や国際分散投資でゆるやかに運用する、という守り中心の設計が現実的です。
「まとまったお金」だからこそ、一度に大きなリスクを取らず、時期で分けて配分することが大切です。退職金という大切な資金ですので、配分の設計はIFAなどの専門家と一緒に進められることをおすすめします。
渡辺 吉祐
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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