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辻 勝隆さんの回答
4,000万円という土台があれば、運用を活かすことでセミリタイアは十分に現実的ですが、生活費や運用方法によって資産の持ち方は大きく変わります。
運用せずに取り崩す場合、生活費が月25万円なら約13年、月30万円なら約11年です。しかし運用を続ければ、資産寿命は大きく延びる可能性が出てきます。仮に4,000万円を年率4%で運用すれば年160万円相当のリターンが生まれ、月25万円の取り崩しでも、運用が一部を補うため、資産の減りは緩やかになります(税引き前の仮定で、保証された数字ではありません)。
セミリタイアで労働収入を月10万円得られれば、取り崩しは年180万円程度に減り、運用リターンと合わせて資産を長く保てます。むしろ4,000万円を運用しながら一部労働収入を得る形なら、5,000万円を目指して無理に働き続けるより、早く自由を得られる可能性があります。
配分は、株式50%・債券30%・現金20%程度で、増やす力を残しつつ下支えします。運用を活かしたセミリタイア設計は、IFAなど専門家と組むと、実現性を高められます。
辻 勝隆
株式会社Stock Fine
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渡辺 吉祐さんの回答
金融資産4,000万円に到達され、早期のセミリタイアも視野に入ってきたとのこと。「何年暮らせるか」を、生活費の水準別に整理してお伝えします。
まず単純な取り崩し(運用しない場合)です。生活費が月25万円(年300万円)なら約13年、月30万円(年360万円)なら約11年で4,000万円はなくなります。50代でリタイアするとして、これだけでは老後全体を賄うには不足します。
ここで「運用しながら取り崩す」と見通しが変わります。4,000万円を年利3%で運用しながら取り崩す場合、運用益が取り崩しの一部を補うため、資産寿命は延びます。月25万円(年300万円)の取り崩しなら、計算上は16〜18年程度に延びます。4%ルール(年間生活費の25倍が目安)で見ると、月25万円・年300万円の生活には7500万円が必要とされるため、4,000万円での完全リタイアは、生活費を相当抑えないと難しい、という評価になります。
そこで現実的なのが、ご相談にある「セミリタイア」です。完全に働くのをやめず、労働収入を組み合わせる方法です。たとえば月15万円の労働収入があれば、月25万円の生活でも取り崩しは月10万円(年120万円)で済みます。この場合、4,000万円を運用しながら年120万円取り崩す形になり、資産の減りは非常に緩やかになります。さらに将来、公的年金が加われば、取り崩しはほぼ不要になる可能性もあります。つまり、セミリタイアなら4,000万円でも十分に現実的です。(利回りは保証されたものではなく、一定の仮定を置いた概算です。)
ご質問の「4,000万円に適したポートフォリオ」としては、取り崩しながら運用する前提で、株式と債券・現金をバランスよく組むのが基本です。たとえば、数年分の生活費は預金・国債で確保し(下落時に取り崩さずに済むため)、残りを株式50%・債券30%・現金20%程度で運用する、という形です。
「5,000万円(準富裕層)を目指すべきか」については、まだ働いて入金を続けられるなら、4,000万円から5,000万円への上積みは十分に射程です。一方、すでにセミリタイアを優先したいなら、無理に増やすより、取り崩しと労働のバランスを設計するほうが現実的です。どちらを優先するかも含め、IFAなどの専門家と一緒に見通しを立てられることをおすすめします。
渡辺 吉祐
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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