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村岡 慎平さんの回答
富裕層の定義は、野村総合研究所の市場推計(ピラミッド)において「純金融資産1億円以上(5億円以上は超富裕層)」とされています。
準富裕層は5,000万円以上、アッパーマス層は3,000万円以上です。富裕層・超富裕層に該当する世帯は全体の数%程度ですが、見方を変えれば、計画的に資産形成を進めることで到達は決して不可能ではない水準とも言えます。
注目したいのは、富裕層の基準が「年収」ではなく「純金融資産(ストック)」である点です。つまり、年収がずば抜けて高くなくても、投資に回すお金(原資)を増やして長期運用を続ければ、ご自身の資産を一つ上の層へと押し上げることができます。
実際、富裕層には高収入の人だけでなく、地道に資産形成を続けた人も多く含まれます。
上の層を目指すなら、(1)投資に回せる原資を増やす(固定費削減や収入アップ)、(2)NISAなどの非課税枠を使い長期・分散で運用する、(3)複利の効果を活かす時間を確保する——この3つが基本です。
マス層からアッパーマス層、準富裕層へと、段階的に目標を設定すると進みやすくなります。ご自身の現在地は、現在の保有資産から負債(住宅ローンなど)を引いて確認できます。[注:投資には元本割れ等のリスクがあり、将来の運用成果を保証するものではありません]
上の層へステップアップするための現実的なロードマップは、IFAなど専門家と二人三脚で組むことで、より具体的な計画に落とし込めます。
村岡 慎平
株式会社Stock Fine
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青木 光さんの回答
「富裕層」という言葉の定義と日本での割合について、整理してお伝えします。
最もよく使われるのは、野村総合研究所の分類です。これは世帯の「純金融資産」(預貯金・株式・債券・保険などの金融資産から負債を引いた額。不動産は含まない)で5つの層に分けています。富裕層は純金融資産1億円以上5億円未満、その上の超富裕層が5億円以上です。1億円未満は、準富裕層(5,000万〜1億円)、アッパーマス層(3,000万〜5,000万円)、マス層(3,000万円未満)と続きます。つまり、一般に「富裕層」と呼ばれるのは純金融資産1億円以上の世帯を指します。
日本での割合ですが、富裕層(1億円以上5億円未満)は全世帯の3%台、超富裕層(5億円以上)はさらに少なく0.2%程度とされます。両者を合わせても全体の数%で、富裕層以上は上位数%の世帯ということになります。一方、マス層(3,000万円未満)が全体の約8割を占めます。
ご質問の「年収が高くても富裕層とは限らないのか」という点は重要です。富裕層の定義は年収ではなく、保有する純金融資産で決まります。高収入でも支出が多く資産が残っていなければ富裕層には該当しませんし、逆に収入は平均的でも長年の蓄積と運用で1億円を超える方もいます。フロー(年収)ではなくストック(資産)で見るのが、この分類の考え方です。
「自分がどの層にいるかの確認方法」は、シンプルです。保有するすべての金融資産(預貯金・株式・投資信託・保険の解約返戻金など)を合計し、住宅ローンなどの負債を差し引きます。この純金融資産が、どの層に当たるかを見ればわかります。不動産は含めない点に注意してください。
資産4,000万円というご状況は、アッパーマス層(3,000万〜5,000万円)に位置し、全体の中ではかなり上位に入ります。準富裕層(5,000万円)、その先の富裕層へと、入金力と運用を続ければ十分に射程に入ります。次の層を目指す資産設計は、IFAなどの専門家と整理されると道筋が見えやすくなります。
青木 光
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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