一括投資シミュレーション

ほったらかしで、何年後にいくら?

まとまったお金を株に一度に入れて、そのまま持ち続けた場合を、過去のデータで計算します。何か月かに分けて入れた場合とも比べます。

2026年10月15日 更新監修 平 行秀アドバイザーナビ株式会社 代表取締役/日本証券アナリスト協会認定アナリスト

数字や選択を変えると、すぐ計算します。

万円

欄を押すと金額を直接入力でき、+−を押すと100万円ずつ変わります。退職金や定期預金の満期などで、まとめて入れたい額です。ご夫婦の分を合わせた額でも計算できます(10万円〜10億円)。全部を入れる前に、使う時期で仕分ける考え方も参考になります。

何に入れるか

日本・米国を含む先進23か国の株式(大きな会社ほど多く持つ形、配当込み)。1990年7月からのデータで計算します。日本で「先進国株式」として売られている投資信託は日本を除くものが多く、中身が少し違います。

銀行などで勧められた投資信託が株と債券を組み合わせたものなら、下の「株の割合」も合わせて選ぶと、近い形で試せます。

株の割合

株以外の部分は、預金や国債に置いて年0.5%で増えるとしています(この数字は下の欄で変えられます)。値動きで株の割合が増えたり減ったりしても、毎月もとの割合に戻すとして計算します(そのときの売買の手数料や税金は含めていません)。

何年そのまま持ち続けるか

途中で取り崩さずに持ち続けた場合の計算です。使いながら持つ場合は、取り崩しシミュレーションで確かめられます。

分けて入れる期間

一度に入れた場合と比べる相手です。入れたいお金を、この期間に毎月同じ額ずつ入れます(1年なら12回に分けます)。まだ入れていないお金は預金に置く計算です。

手数料・利回り・物価を変える

買う場所の例

押すと、下の2つの欄に例の数字が入ります。お持ちの資料の数字に直して計算できます。

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投資信託を持っている間、毎年かかる費用です。市場全体の値動きに合わせる投資信託(インデックス型)は年0.1〜0.5%程度、銀行などで勧められる投資信託は年1〜2%程度のものもあります。

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買うたびにかかる手数料です。ネット証券では0%のものが多く、窓口では3%台のものもあります。

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株以外の部分と、分けて入れる間のお金が、この利回りで増える計算です。「預金のまま置いた場合」(結果のまとめの表)にも使います。定期預金や個人向け国債の利率は税引前の表示が多いので、約0.8倍にすると近くなります(たとえば表示が年1%なら0.8%、年0.5%なら0.4%)。

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答えの「いまのお金の価値に直すと」の計算に使います。日本銀行は物価が年2%上がることを目標にしています。

この条件の答え10年後の真ん中の例 2,133万円くわしい答えへ

答え:10年後にいくらになるか

1,000万円を先進国株に一度に入れて10年持ち続けた場合、過去315回のちょうど真ん中の例は2,133万円(元本の2.1倍)でした。

1年に分けて入れた場合と比べると、一度に入れたほうが多かった回が多数でした(315回のうち64%)。

1990年7月から2016年9月まで、始める月を1か月ずつずらして、315回計算しました。「真ん中の例」は、その315回を金額の順に並べた、ちょうど真ん中(中央値)です。

年率にすると真ん中の例を、毎年の増え方に直した値
7.9%
悪いほうから5%の例20回に1回は、これより少なかった(5%減った額ではありません)
964万円
良いほうから5%の例20回に1回は、これより多かった
4,295万円
入れずに預金のまま置いた場合年0.5%(税引後)で10年
1,051万円
一度に入れたほうが10年後に多かった割合1年に分けた場合と比べて。始めた月を1か月ずつずらした315回のうち203回
64%
さらに詳しい内訳を見る(税金・物価・元本を下回った割合)
NISA以外の口座で売った場合の手取り利益にかかる税金(20.315%)を引いた額。NISAで持った分には、税金はかかりません
1,903万円
いまのお金の価値に直すと税金を引く前の額を、物価が毎年2%上がった場合のいまの価値に直した額(元本は1,000万円)
約1,750万円
入れて1年後に元本を下回っていた割合一度に入れた場合。1年に分けた場合は33%
34%
10年後も元本を下回っていた割合一度に入れた場合。1年に分けた場合は7%
6%

何年後にいくらか(過去の幅)

一度に入れた(真ん中の例)2,133万円1年に分けた(真ん中の例)2,111万円色の帯:一度に入れた場合の、悪いほうから5%〜良いほうから5%の例

2本の線は、ほとんど重なっています(10年後の真ん中の例の差は22万円)。

株の割合を変えると(一度に入れた場合)

株を減らして預金や国債と組み合わせると、増え方は小さくなりますが、下がったときの減り方も小さくなります。先進国株に1,000万円を一度に入れた場合、いちばん悪い時期に始めた回では、途中で、株100%なら385万円まで、株50%なら637万円まで減りました。

株の割合10年後の真ん中の例悪いほうから5%の例途中でいちばん少なかった額
株100%10年後の真ん中の例2,133万円悪いほうから5%の例964万円途中でいちばん少なかった額385万円
株70%残りは預金・国債10年後の真ん中の例1,790万円悪いほうから5%の例1,031万円途中でいちばん少なかった額524万円
株50%残りは預金・国債10年後の真ん中の例1,561万円悪いほうから5%の例1,057万円途中でいちばん少なかった額637万円
株30%残りは預金・国債10年後の真ん中の例1,347万円悪いほうから5%の例1,067万円途中でいちばん少なかった額769万円
仮の利回りで複利計算する(年5%なら何年後にいくら)

毎年同じ利回りで増えた場合の金額と、過去に実際どうだったかを比べます。利回りは、手数料を引いた後・税金を引く前の年率です。

%

年5%で毎年増えると、10年後に1,629万円です。先進国株では、過去の315回のうち75%が、これを上回りました(過去の結果は税引前)。

NISAで一度に買えるのは、成長投資枠の年240万円までです。つみたて投資枠(年120万円)と合わせても、1,000万円を入れ切るには3年分の枠が要ります。ご夫婦それぞれのNISAを使うと、1年に720万円まで入れられます。NISAで一度に入れられる額

※1990年7月〜2016年9月に始めた315回の結果です(始めた月を1か月ずつずらしたので、期間は大部分が重なっています)。2026年8月までのデータで、信託報酬(投資信託を持つ間の費用)年0.2%を差し引いた税引前の金額です。過去の結果で、将来の成果を約束するものではありません。計算方法と前提

いまはネット証券の例(購入時0%・持つ間 年0.2%)の手数料で計算しています。上のボタンで、銀行・窓口の例(購入時2.2%・持つ間 年1.5%)に変えて計算し直せます。

次は、入れた直後に下がった時期の例と、手元のお金のうち、いくらを入れてよいかを確かめます。直後に下がった例へご自身の場合、いくら入れてよいかを整理する

10年後の真ん中の例 2,133万円

一度に入れるか、分けて入れるか(一括投資と積立の比較)

先進国株に1,000万円を入れて10年持った場合を、1年に分けて入れた場合と比べました。一度に入れたほうが多かったのは、315回のうち64%です。

一度に入れたほうが何円多かったか(始めた月ごと・10年後)

1年に分けて入れた場合と比べた差です。0より上(青)は一度に入れたほうが多かった月、下(灰色)は分けたほうが多かった月です。分けたほうが多かったのは36%で、入れた直後に大きく下がった時期の前に始めた月が中心です。

結果のまとめ

一度に1年に分けて
10年後の真ん中の例一度に2,133万円1年に分けて2,111万円
悪いほうから5%の例一度に964万円1年に分けて954万円
良いほうから5%の例一度に4,295万円1年に分けて4,182万円
1年後に元本を下回っていた割合一度に34%1年に分けて33%
10年後に元本を下回っていた割合一度に6%1年に分けて7%
途中でいちばん少なかった額いちばん悪い時期に始めた回の金額一度に385万円
2007年7月開始
1年に分けて415万円
2007年2月開始
元本に戻るまで(真ん中の例)途中で元本を下回った回で、始めてから元本に戻るまでにかかった期間一度に3年6か月1年に分けて3年1か月
元本に戻るまで(いちばん長かった例)一度に7年3か月1年に分けて7年9か月
NISA以外の口座で全部売った場合の手取り真ん中の例・利益に20.315%の概算一度に1,903万円1年に分けて1,885万円
入れずに預金のまま置いた場合年0.5%(税引後)。入れ方に関係なく同じ額預金のまま1,051万円

「途中でいちばん少なかった額」は、315回のうち最も大きく減った回(表の開始月)で、残高が最も少なくなったときの金額です。一度にと分けてで、始めた月が違います。元本は1,000万円です。

分ける期間を変えると(先進国株・10年)

分ける期間一度に入れたほうが多かった割合1年後に元本を下回っていた割合
一度に参考一度に入れたほうが多かった割合—1年後に元本を下回っていた割合34%
3か月一度に入れたほうが多かった割合60%1年後に元本を下回っていた割合35%
6か月一度に入れたほうが多かった割合63%1年後に元本を下回っていた割合34%
1年一度に入れたほうが多かった割合64%1年後に元本を下回っていた割合33%
2年一度に入れたほうが多かった割合66%1年後に元本を下回っていた割合32%
3年一度に入れたほうが多かった割合69%1年後に元本を下回っていた割合30%
5年一度に入れたほうが多かった割合72%1年後に元本を下回っていた割合27%

この条件では、長く分けるほど、分けた場合が10年後に一度に入れた場合を下回ることが多くなりました。比べる時点は違いますが、米国の運用会社バンガードの研究(2023年、米国株・1年後で比較)でも、分ける期間を3か月から6か月に延ばすと、一度に入れたほうが多い割合は66%から74%に上がりました。分ける期間が長いほど、1年後の時点ではまだ入れていないお金が多いため、右の列の割合は低く出ます。

過去の最高値を更新した月に始めた場合

株価が過去の最高値を更新した月に始めた55回では、1年に分けた場合より一度に入れたほうが多かったのは78%、10年後の真ん中の例は2,105万円でした(すべての回では64%、2,133万円)。高値の月に始めても、一度に入れたほうが多かった割合は下がりませんでした(55回は期間が大部分重なっているため、差を大きく見すぎないでください)。10年後の金額もほぼ同じでした。ここでの最高値は、配当込み・円で見た水準で、ニュースの株価指数の最高値とは少し違います。

入れた直後に下がった4つの時期

入れた直後に下がった時期に始めた例です。全体の結果は、上の図と表のとおりです。

始めた月一度に1年に分けて
2000年2月ITバブル崩壊の前一度に666万円まで減った(2003年3月)5年1か月で元本に戻った1年に分けて664万円まで減った(2003年3月)5年1か月で元本に戻った
2007年10月リーマン・ショックの前一度に406万円まで減った(2009年2月)6年2か月で元本に戻った1年に分けて470万円まで減った(2009年2月)5年7か月で元本に戻った
2020年2月コロナ・ショックの前一度に783万円まで減った(2020年3月)7か月で元本に戻った1年に分けて971万円まで減った(2020年3月)4か月で元本に戻った
2024年7月2024年8月と2025年4月の下げの前一度に935万円まで減った(2025年4月)11か月で元本に戻った1年に分けて954万円まで減った(2025年4月)11か月で元本に戻った

先進国株に1,000万円を入れた場合です。2026年8月までのデータで計算しています。「元本に戻った」は、始めた月から数えた期間です。始めた月は、下げの前の目安の月です。いちばん大きく減ったのは2007年7月に始めた回で、いちばん少ないときは385万円でした。月末の値で計算しているため、1日だけの急落は実際より小さく出ます。

下がっても、売らずに待つには

生活費の数年分や、数年以内に使う予定のお金を、預金などで別に持っておく方法があります。下がった時期も、そのお金で暮らせば、投資した分を安い値段で売らずに、戻るのを待てます。株の割合を下げると、下がったときの減り方そのものも小さくなります(上の「株の割合」を変えると確かめられます)。

入れた直後に、1,000万円が700万円になったら、どうしますか。

近いものを選ぶと、すぐ下に考え方を表示します。

このシミュレーションを基に、プロに聞いてみませんか?

シミュレーションで分かるのは、過去のデータで、一度に入れた場合と分けて入れた場合がどうなったかです。同じ金額でも、使う予定や、ほかの資産、下がったときの受け止め方によって、入れる額や組み合わせは変わります。IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、銀行や証券会社の社員ではなく、独立した立場で資産運用の相談を受ける専門家です。

図1シミュレーションで分かること、確かめたいこと

シミュレーションで分かったこと

  • 1,000万円を先進国株に一度に入れると、10年後の真ん中の例は2,133万円(悪いほうから5%の例は964万円)
  • 1年に分けた場合と比べると、一度に入れたほうが多かったのは64%
  • 入れてから1年後に元本を下回っていたのは、一度に34%、分けて33%
  • 途中でいちばん少なかったのは385万円(2007年7月に始めた場合)

計算では決まらないこと

  • 1,000万円のうち、何年か使わずに置けるのはいくらか
  • 株100%で入れるか、預金や国債と組み合わせるか
  • NISAとそれ以外の口座に、どの順で入れるか
  • 下がったときに売るか持つかを、入れる前にどう決めておくか

独立した立場のIFAと、ご自身に合う計画を作る

ほかの資産、使う予定、いま銀行などで勧められている商品まで含めて、「いくら残し、どう入れるか」を一緒に整理できます。

「一度にか分けてか」より大切なのは、手元にいくら残し、いくら入れるかです。

図2同じ金額でも、入れ方は変わる

どちらも、手元に1,000万円がある

Aさん

  • 10年は使う予定がない
  • 年金と収入で、生活費はまかなえる
  • 下がっても、売らずに待てる

Bさん

  • 3年後に300万円を使う予定がある
  • 生活費の一部を、このお金から出す
  • 大きく下がると、眠れなくなりそう

入れる額も、一度に入れるか分けるかも、同じにはなりません。Bさんは、3年後に使う分をそもそも株に入れない、という選び方もあります。

図3IFAに相談すると、確かめられること
  • 入れすぎ・残しすぎを防ぐ使う予定と生活費の備えから逆算して、何年も使わずに置ける額が分かる
  • 下がっても慌てない配分大きく下がっても売らずにいられる、株と預金・国債の割合を決められる
  • 税金で損しない順番NISAの枠とそれ以外の口座に、どの順で入れるかが決まる
  • 手数料を確かめる勧められている商品が、手数料に見合う中身かどうかを見てもらえる

決めるのはご自身です。IFAは判断に必要な材料をそろえ、「自分の場合は、こう入れていく」という計画づくりを手伝います。

図4相談までの流れ
  1. 1質問に答える(約3分)相談したいことや、資産の状況など
  2. 2AIが1名推薦ご希望に合うIFAを、推薦の理由や経歴とあわせて表示します
  3. 3見てから決める読んでから、相談するかどうかを決められます
  4. 4オンラインで面談移動せずに、ご自宅から話を聞けます
質問に答えると、その場で相談が始まりますか?
いいえ。質問に答えたあと、AIがご希望に合うIFAを1名推薦します。相談を申し込んだら、面談の日時をそのIFAと決めます。
相談すると、金融商品を買わなければいけませんか?
いいえ。購入するかどうかは、ご自身で決めます。
銀行などで勧められている商品を、確かめてもらえますか?
はい。商品の値動きや手数料が、入れる額や使う予定に合っているかを、IFAと確かめられます。

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一括投資をほったらかしにすると何年後いくら?金額別の早見表

先進国株に一度に入れ、10年・20年そのまま持ち続けた場合の、金額別の運用シミュレーションです。数字は過去の真ん中の例で、かっこの中は悪いほうから5%の例です。

入れたお金10年後(悪いほうから5%の例)20年後(悪いほうから5%の例)
100万円10年後213万円
(96万円)
20年後372万円
(222万円)
300万円10年後640万円
(289万円)
20年後1,117万円
(667万円)
500万円10年後1,066万円
(482万円)
20年後1,862万円
(1,111万円)
1,000万円10年後2,133万円
(964万円)
20年後3,723万円
(2,222万円)
1,800万円NISAの生涯の枠と同じ額10年後3,839万円
(1,735万円)
20年後6,702万円
(3,999万円)
3,000万円10年後6,398万円
(2,892万円)
20年後1億1,170万円
(6,665万円)
5,000万円10年後1億663万円
(4,820万円)
20年後1億8,617万円
(1億1,109万円)
1億円10年後2億1,326万円
(9,640万円)
20年後3億7,234万円
(2億2,218万円)

信託報酬 年0.2%を差し引いた税引前の金額です。10年は315回、20年は195回の結果です(始めた月を1か月ずつずらしたので、期間は大部分が重なっています)。1,800万円は、NISAでは一度に入れられず、最短5年に分けて入れます。表にない金額は、上の計算で確かめられます。

一括投資シミュレーションは、まとまったお金を投資信託などで一度に入れて持ち続けた場合に、何年後にいくらになるかを、過去のデータで確かめる計算です。ここからは、一度に入れるか分けて入れるかの考え方、高値や暴落への向き合い方、NISAで入れるときの決まりを説明します。

一括投資と積立(分けて入れる)、どっちが有利?

一括投資とは、手元にあるまとまったお金を、一度にまとめて投資することです。ここでいう「積立(分けて入れる)」は、手元にあるまとまったお金を、何か月かに分けて入れることです。毎月の給料から何年も積み立てる方法とは違います。

過去のデータでは、米国株と先進国株では、一度に入れたほうが多くなった回のほうが多くありました。日本株(1990年7月以降)は49%で、ほぼ半々でした。このページの計算で、先進国株に入れて10年持った場合、1年に分けて入れた場合と比べて一度に入れたほうが多かったのは64%でした(始めた月を1か月ずつずらした315回のうち203回)。

米国株・先進国株については、海外と国内の研究も同じ向きです(比べ方が違うため、数字はこのページと一致しません)。

  • 米国の運用会社バンガードの研究(2023年)では、先進国の株式(1976〜2022年)で一度に入れた場合と3か月に分けた場合の1年後を比べると、一度に入れたほうが多かったのは68%でした。分けている間のお金に短期国債(満期が1年以内の国債)並みの利息を付けても65%です。
  • ニッセイ基礎研究所が、毎年12万円を1月に一度に入れる場合と毎月1万円ずつ入れる場合を比べると(2000〜2023年、円に直した値・配当込み)、一度に入れたほうが多かった年は全世界株で88%、米国株(S&P500)で92%、日本株(TOPIX)で79%でした(1年の間に入れる時期を比べたもので、このページの10年の比べ方とは違います)。

理由は、株の平均的な増え方が、預金の利息より大きかったためです。分けて入れると、まだ入れていないお金には、その間、預金の利息しか付きません。

ただし、バンガードの研究で1年後の悪いほうの結果を比べると、分けたほうが上回りました(元本を100とすると、悪いほうから5%の結果は、一度に入れた場合が約83、分けた場合が約86)。このページの計算(先進国株・10年)では、10年後の悪いほうから5%の例(964万円と954万円)も、1年後に元本を下回っていた割合(34%と33%)も、分けて入れてもほとんど変わりませんでした。違いが出るのは、入れた直後の減り方です。リーマン・ショックの前に始めた場合、いちばん少ないときは、一度に入れると406万円、1年に分けると470万円でした。入れた直後の下げで売ってしまいそうな人には、分けて入れる理由があります。

何か月に分けて入れるのがいい?(ドルコスト平均法)

毎月など決まった間隔で、同じ額ずつ分けて買う方法は「ドルコスト平均法」と呼ばれます。このページの「分けて入れる」も、この方法で計算しています。

米国株や先進国株では、分ける期間を長くするほど、一度に入れた場合より少なくなりがちです。入れるのが遅れるお金が増えるためです。

このページの計算(先進国株・10年)で、分ける期間ごとに一度に入れたほうが多かった割合は、3か月で60%、6か月で63%、1年で64%、2年で66%、3年で69%、5年で72%でした。バンガードの研究(2012年、株60%・債券40%、10年保有)でも同じ傾向です。12か月に分けた場合、一度に入れたほうが多かったのは米国・英国で67%でした。米国で36か月に分けた場合は、約9割でした。

下がるのがどうしても不安なら、分けるのは3〜6か月の短い期間にとどめる、という考え方があります(バンガード 2023年)。上の計算で「分けて入れる期間」を変えると、ご自身の金額で確かめられます。

「今は高値」でも一度に入れていい?

いつが買い時かは、前もって分かりません。株価が過去の最高値を更新したときは、「高すぎるのでは」と感じやすい時期です。

過去の最高値を更新した月に始めた場合だけを取り出すと(先進国株・10年、55回)、1年に分けて入れた場合より一度に入れたほうが多かったのは78%、10年後の真ん中の例は2,105万円(元本1,000万円)でした。すべての回(64%、2,133万円)と比べて、一度に入れたほうが多かった割合は下がらず、10年後の金額もほぼ同じでした(55回は期間が大部分重なっているため、差を大きく見すぎないでください)。ここでの最高値は、配当込み・円で見た水準です。

理由は、株価が長い目で見ると上がってきたためです。最高値を更新した後も、さらに上がった時期のほうが多くありました。ただし、これは過去の話で、これからも同じとは限りません。

下がるのを待つ間(いわゆる暴落待ち)に上がり続けると、待った分だけ高い値段で入れることになります。「いつ入れるか」より、「どこまで下がっても持ち続けられる額か」のほうが、自分で決めやすい問いです。

入れた直後に暴落したら?いくら減って、何か月で戻ったか

たとえば、2007年10月(リーマン・ショックの前)に、先進国株へ1,000万円を一度に入れた場合、いちばん少ないときは406万円(2009年2月)まで減り、元本に戻るまで6年2か月かかりました。1年に分けて入れた場合は、いちばん少ないときが470万円で、戻るまで5年7か月かかりました。金額を変えると、上の「入れた直後に下がった4つの時期」の表も変わります。

一度に入れて10年持っても元本を下回っていた回は、米国株で13%、先進国株で6%、日本株で35%でした(いずれも1990年7月以降に始めた場合)。持つ期間が長いほど、元本を下回る割合は小さくなる傾向があります。

  • 一度に入れた場合ではなく、毎月積み立てた場合の資料ですが、金融庁の資料では、国内外の株式と債券(国債など)を5年持つと元本割れ(元本を下回ること)になることがありましたが、20年持った場合はありませんでした(1989年以降のデータ)。
  • ニッセイ基礎研究所の分析では、240万円を一度に入れて10年持った場合に元本割れになったのは、全世界株で9%、米国株(S&P500)で15%、日経平均で48%でした(1989〜2024年)。

米国株・先進国株・日本株で違いはある?

同じ1990年7月以降の期間にそろえて、1,000万円を一度に入れて10年持った場合を比べました。

地域10年後の真ん中の例
(悪いほうから5%の例)
一度に入れたほうが
多かった割合
米国株2,604万円
(824万円)
69%
先進国株2,133万円
(964万円)
64%
日本株1,247万円
(661万円)
49%

1990年7月〜2016年9月に始めた315回。分けて入れる期間は1年。信託報酬 年0.2%を差し引いた税引前の金額です。上の計算で米国株を選ぶと、1971年2月以降のデータで計算するため、この表と少し違います。

日本株は、10年持っても元本を下回っていた回が35%ありました。データの始まりが1990年7月で、バブル崩壊の後に株価が長く低迷した時期(「失われた20年」とも呼ばれます)を多く含むためです。2010年代の後半からは日本株も大きく上がっていて、どの時期に始めたかで結果は大きく違います。上の「何に入れるか」を変えると、一度にか分けてかの答えも変わります。

米国株と先進国株は、円に直した結果です。円高になると、外国の株式は円での価値が下がります。このページのデータは、1990年代や2010年代初めの円高の時期も含んでいます。

入れた直後に長く低迷した例として、ニッセイ基礎研究所は、日経平均に1989年末(バブルの頂点の直前)に一度に入れた場合、残高が元本の22.3%まで下がり、期間の97.1%で元本を下回っていたと分析しています。このページの日本株のデータは1990年7月からなので、この時期は含まれていません。

このページの地域のデータは、それぞれの地域の上場株全体を、大きな会社ほど多く持つ形(時価総額で加重)で合わせ、配当を含めたものです。

分けて入れる間のお金(待機資金)はどこに置く?

まだ入れていないお金は「待機資金」と呼ばれます。すぐ使えて、元本が減りにくい場所に置くのが一般的です。普通預金、定期預金、個人向け国債などです。

毎月決まった額を移していくなら、出し入れしやすい口座のほうが扱いやすくなります。定期預金は、満期の前に引き出すと利息が少なくなることがあります。この計算では、待機資金に「預金・国債の利回り」(税引後)をかけています。

まとまったお金を受け取ったら:入れる前に、使う時期で仕分ける

退職金や定期預金の満期などで、まとまったお金を受け取ったら、一度に入れるか分けて入れるかを考える前に、いくらを入れるかを決めます。お金を、使う時期で3つに仕分けておくと考えやすくなります。

  • 数年以内に使うお金(住宅の修繕、車、家族への援助など)
  • 生活費の備え(急な出費や、収入が減ったときのためのお金)
  • しばらく使わないお金(投資に回すのは、ここだけ)

数年以内に使うお金は、入れた直後に下がると、戻る前に使うことになりかねません。このシミュレーションで計算するのは、3つ目のお金です。

しばらく使わないお金の中でも、株100%にするか、預金や国債と組み合わせるかで、下がったときの減り方は変わります。上の「株の割合」を変えると確かめられます。

厚生労働省の調査では、定年退職者の退職給付(退職金と企業年金)の平均は、大卒(管理・事務・技術職)で1,896万円でした(令和5年就労条件総合調査)。金融経済教育推進機構の調査では、二人以上世帯の60歳代の金融資産は、真ん中の世帯で1,400万円で、27.2%が3,000万円以上でした(2025年)。

使い始める時期が決まっている方は、取り崩しシミュレーションで、入れた後に毎月いくら使えるかを確かめられます。

ご自身の場合の仕分け方を、IFAと確かめる

NISAで一度に入れられる額は?

NISAは、運用で出た利益に税金がかからない口座の仕組みです。NISAそのものに利回りがあるわけではなく、何に入れるかで増え方が決まります。非課税なので、このページの税引前の数字が、ほぼそのまま手取りの目安になります。

NISAには枠が2つあります。まとめて買えるのは「成長投資枠」で、年240万円まで。「つみたて投資枠」(年120万円)は、毎月などの積み立てで買う枠です。生涯の枠は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)なので、1,800万円を入れ切るには5年分の枠が要ります。すでにつみたて投資枠で積み立てている方は、その分だけ、まとめて入れられる額が少なくなります。

1,800万円を超える分や、5年待つ間のお金は、NISA以外の口座や預金に置くことになります。NISA以外の口座で利益が出ると、売るときに20.315%の税金がかかります。NISAで持っているものを売ると、買ったときの額の分だけ、翌年から生涯の枠が空きます。

たとえば、お一人で2,000万円を、NISAを使いながら入れていく場合の、最短の入れ方の例です。

年NISAに入れる額NISAの外に
残る額
1年目360万円1,640万円
2年目360万円1,280万円
3年目360万円920万円
4年目360万円560万円
5年目360万円200万円

毎年、成長投資枠で240万円を入れ、つみたて投資枠で120万円を積み立てた場合。NISAの外に残る額をどうするか(預金に置くか、NISA以外の口座で株に入れるか)も、あわせて決めます。ご夫婦なら、それぞれのNISAで同じように入れられます。

NISAとそれ以外の口座の分け方を、IFAと確かめる

よくある質問

積立投資と一括投資、どちらがいいですか?
手元にまとまったお金がある場合、過去のデータでは、米国株と先進国株では一度に入れたほうが多くなった回のほうが多くありました(先進国株・10年で、1年に分けた場合と比べて64%)。日本株は49%で、ほぼ半々でした。ただ、入れた直後に大きく下がったときは、分けたほうが途中の減り方が小さいことが多く、下がると売ってしまいそうな人には、3〜6か月の短い期間に分けて入れる方法があります。
米国株に100万円を一括投資したら、10年後にいくらになりますか?
このページの米国株(米国の上場株全体・配当込み、1971年以降のデータ)で計算すると、10年後の真ん中の例は258万円、悪いほうから5%の例は89万円でした。信託報酬 年0.2%を差し引いた税引前の金額で、過去の結果です(上の地域の表は1990年7月以降にそろえたため、数字が少し違います)。
1,000万円を一括投資して10年ほったらかしにすると、いくらになりますか?
先進国株の過去のデータでは、10年後の真ん中の例は2,133万円、悪いほうから5%の例は964万円、良いほうから5%の例は4,295万円でした。上の計算で、地域や年数を変えて確かめられます。
1,000万円を年5%で運用すると、10年後にいくらになりますか?
毎年5%で増え続けると、10年後は1,629万円です(手数料を引いた後・税金を引く前の利回りとして計算)。先進国株の過去のデータでは、315回のうち75%が、これを上回りました。実際の運用は毎年同じ利回りにはならず、年によって大きく上下します。
20年後に、元本の何倍になりますか?
一度に入れて20年持った場合の真ん中の例は、米国株で元本の5.2倍、先進国株で3.7倍、日本株で1.7倍でした(信託報酬 年0.2%を差し引いた税引前。米国株は1971年以降のデータ)。始めた月を1か月ずつずらして計算したので、20年の期間は大部分が重なっています。
300万円をほったらかしで投資するには、どうしたらいいですか?
まず、数年以内に使う予定のお金でないかを確かめます。300万円は、NISAなら成長投資枠の240万円と、つみたて投資枠で毎月5万円ずつ積み立てる60万円で、1年のうちに入れられる額です。何に入れるかで結果は大きく変わるので、上の「何に入れるか」を変えて確かめてください。
500万円を一括投資すると、10年後にいくらになりますか?
10年持った場合の真ん中の例は、米国株で1,302万円、先進国株で1,066万円、日本株で624万円でした(1990年7月以降)。地域によって結果は大きく違います。このページでは特定の商品は勧めていません。入れる前に、使う時期で仕分けておくことと、下がったときにどうするかを決めておくと、迷いにくくなります。
一括投資は、いつ入れるのがいいですか?
いつが買い時かは、前もって分かりません。過去の最高値を更新した月に始めた場合でも、一度に入れたほうが多かったのは78%で、すべての回の64%と比べて下がりませんでした(先進国株・10年、1年に分けた場合と比較)。
何か月に分けて入れればいいですか?
毎月同じ額ずつ分けて入れる方法(ドルコスト平均法)では、米国株や先進国株の場合、長く分けるほど、一度に入れた場合より少なくなりがちです。下がるのが不安で分けるなら、3〜6か月の短い期間にとどめるという考え方があります(バンガード 2023年)。
一括投資の直後に暴落したら、どうなりますか?
2007年10月に、先進国株へ1,000万円を一度に入れた場合、いちばん少ないときは406万円まで減り、元本に戻るまで6年2か月かかりました。1年に分けて入れた場合は470万円まで減りました。持つ期間が長いほど、元本を下回る割合は小さくなる傾向があります。
一括投資をほったらかしにしても大丈夫ですか?
持つ期間が長いほど、元本を下回る割合は小さくなりました。一度に入れて10年持っても元本を下回っていた回は、米国株で13%、先進国株で6%、日本株で35%でした(いずれも1990年7月以降に始めた場合)。数年以内に使う予定のお金は、入れた直後に下がると戻る前に使うことになりかねないため、入れる対象から外しておきます。
分けて入れている間のお金は、どこに置けばいいですか?
すぐ使えて元本が減りにくい場所が一般的です。普通預金、定期預金、個人向け国債などです。毎月移していくなら、出し入れしやすい口座のほうが扱いやすくなります。
NISAで一括投資はできますか?
できます。一度に買えるのは成長投資枠の年240万円までで、つみたて投資枠(年120万円)は積み立てで買います。生涯の枠は1,800万円なので、入れ切るには5年分の枠が要ります。
新NISAで1,800万円をほったらかしにすると、どうなりますか?
NISAでは1,800万円を一度には入れられず、最短5年に分けて入れます。仮に一度に入れたとすると、先進国株の過去のデータでは20年後の真ん中の例は元本の3.7倍でした。実際は5年に分けて入れるので、多くの場合、これより少なくなります。
株と債券(国債)を組み合わせると、どう変わりますか?
株を減らすと、増え方は小さくなりますが、下がったときの減り方も小さくなります。先進国株・10年で1,000万円を一度に入れた場合、いちばん悪い時期に始めた回の、途中でいちばん少なかった額は、株100%で385万円、株50%(残りは年0.5%の預金・国債)で637万円でした。10年後の真ん中の例は、2,133万円と1,561万円です。上の「株の割合」で、ご自身の金額で確かめられます。
退職金は、全部入れてもいいですか?
先に、数年以内に使うお金と、生活費の備えを仕分けておきます。入れるのは、しばらく使わないお金だけです。そのうえで、株100%にするか、預金や国債と組み合わせるかを決めます。
為替(円高・円安)で、結果はどう変わりますか?
米国株と先進国株の結果は円に直したもので、円高の時期も含んでいます。円高になると、外国の株式は円での価値が下がり、円安になると上がります。たとえば1ドル150円から120円になると、株価が同じでも、円での価値は2割下がります。
NISAの利回りは、どのくらいですか?
NISA自体に利回りはありません。NISAは利益に税金がかからない口座の仕組みで、増え方は何に入れるかで決まります。このページの地域ごとの結果が、税金がかからない場合の目安です。

データの上の目安は出ました。次は、1,000万円のうち、いくらなら安心して入れられるかを、プロと整理しませんか

  • 一度に入れるか分けるかは、上の計算で目安がつきました。
  • 何年か使わずに置ける額、株と預金・国債の割合、NISAとそれ以外の口座の分け方。この3つは、ほかの資産や使う予定によって変わります。
  • IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、銀行や証券会社の社員ではなく、独立した立場で資産運用の相談を受ける専門家です。手元にいくら残すか、勧められている投資信託を選んでよいか、下がっても慌てずにいられる配分はどのくらいかまで、ご自身の計画として一緒に整理できます。

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監修・運営

監修
平 行秀
アドバイザーナビ株式会社 代表取締役/日本証券アナリスト協会認定アナリスト
運営
資産運用ナビを運営するアドバイザーナビ株式会社は、野村證券出身の平 行秀が2019年に設立した、IFAに特化したプラットフォーム企業です。上場企業などが株主となっており、資金調達額は約8億円です。日本経済新聞、Forbes、東洋経済などのメディアにも取り上げられています。
実績
登録IFA400名以上(全員が金融庁に登録)。累計1万人以上が資産運用ナビを通じて相談しています。

計算方法と前提

  • 要点:公開されている株価のデータ(配当込み)を円に直し、データのあるすべての月から始めた場合を計算しています。
  • 株式のデータは、ノーベル経済学賞を受けたユージン・ファーマ教授と、ケネス・フレンチ教授(米ダートマス大学)が公開している研究用のデータ(Kenneth R. French Data Library)の、月次の市場リターン(米ドル建て、配当込み)です。米国株は米国の上場株全体、先進国株は日本・米国を含む先進23か国の株式、日本株は日本の上場株で、どれも時価総額で加重しています。
  • 市場リターンは「市場リターン−短期金利」の形で公表されているため、米連邦準備制度理事会(H.15)の3か月物国債利回り÷12を足して戻しています。データ本体の短期金利とは少し違うため、近似です。
  • 円建てへの換算は、米連邦準備制度理事会(H.10)の円ドルの月末の値を使っています。
  • 計算期間は、米国株が1971年2月〜2026年8月、先進国株と日本株が1990年7月〜2026年8月です。この期間に始めたすべての月で計算します。たとえば10年持つ場合、始めた月が1か月ずつずれた期間は大部分が重なっています。
  • 一度に入れる場合は、始めた月の初めに全額を入れます。分けて入れる場合は、毎月の初めに同じ額を入れ、まだ入れていないお金には「預金・国債の利回り」(税引後)を毎月かけます。どちらも同じ月に終わり、その時点の金額で比べます。
  • 毎月、入れた分に市場リターンをかけ、信託報酬(年率÷12)を差し引きます。購入時の手数料は、入れるたびに差し引きます。
  • 「真ん中の例」はすべての回を金額の順に並べた真ん中(中央値)、「悪いほうから5%の例」「良いほうから5%の例」は下から5%・上から5%の値です。
  • 「1年後に元本を下回っていた割合」は、始めて12か月後の金額が入れたお金を下回っていた回の割合です。「途中でいちばん少なかった額」は、期間中にいちばん少なかった金額です。「元本に戻るまで」は、いちばん下がった月より後で、初めて元本以上に戻った月までの、始めた月から数えた期間です。
  • 「過去の最高値を更新した月」は、12か月以上のデータがある月のうち、始めた時点の水準(配当込み・円建て)がそれまでの最高だった月です。
  • 「仮の利回りで複利計算する」は、毎年同じ利回りで増える複利(増えた分にも、また利回りがつく)の計算です。「預金のまま置いた場合」は、入れたお金に「預金・国債の利回り」を毎月複利でかけた金額です。
  • 「株の割合」を下げた場合は、株以外の部分に「預金・国債の利回り」を毎月かけ、毎月、割合を一定に戻して計算します。信託報酬と購入時の手数料は、株の部分だけにかけます。預金・国債の利回りは期間中ずっと同じとしているため、実際の金利の動きとは違います。
  • 「いまのお金の価値に直すと」は、将来の金額を「物価の上がり方」で毎年割り戻した値です。
  • 金額は税引前です。「NISA以外の口座で全部売った場合の手取り」は、利益に20.315%の税金がかかるとした概算で、損益の通算(ほかの損と利益の差し引き)などは含めていません。

注意点

  • 過去のデータによる試算で、将来の運用成果を約束するものではありません。
  • 特定の金融商品を勧めるものではありません。表示している地域の結果は市場全体のデータで、特定の指数や投資信託の成績ではありません。
  • NISAなどの制度の数値は2026年10月時点です。制度の改正などで変わることがあります。

出典

  • 株式:Kenneth R. French Data Library の月次リターンを基に、アドバイザーナビ株式会社が円換算・計算しました。為替・短期金利:米連邦準備制度理事会(H.10、H.15。セントルイス連邦準備銀行 FRED 経由)。
  • Vanguard, "Cost averaging: Invest now or temporarily hold your cash?"(2023年)/"Dollar-cost averaging just means taking risk later"(2012年)
  • ニッセイ基礎研究所の分析(2021年11月、2023年12月、2024年4月)
  • 金融庁「NISA早わかりガイドブック」、NISA特設ウェブサイト
  • 厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」、金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」(2025年)