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辻 勝隆さんの回答
債券は守りの資産ですが、組み入れ方を工夫すれば、ポートフォリオ全体のリスクを抑えつつ、効率的なリターンを狙えます。値動きの異なる債券を加えることで、株式が下落する局面のクッションになるためです。
種類の特徴を活かしましょう。
(1)国内債券——安定重視
(2)外国債券——国内より高い金利が期待できる場合があり、リターンの上積みを狙えるが為替変動リスクを伴う
(3)債券ファンド——少額から世界中の債券に分散投資でき、効率的
という分類ができます。
金利と価格の関係を活かす視点もあります。金利が上がると債券価格は下がりますが、金利が高い局面で買えば、その後の利息収入は厚くなります。金利上昇が一服した局面は、債券の妙味が増す場面とも言えます。
積極的にリターンを狙うなら、外国債券や、世界の債券に分散する債券ファンドで、国内より高い利回りを取り込む選択肢があります。ただし為替変動リスクは伴うため、株式・債券・現金全体のバランスの中で考えます。
株式中心のポートフォリオに債券を加えることで、下落耐性を高めつつリターンを追求できます。攻めと守りを両立する配分は、IFAなど専門家と組むと、効率よく設計できます。
辻 勝隆
株式会社Stock Fine
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渡辺 吉祐さんの回答
ポートフォリオに債券を組み入れたいが、種類の違いが分からないとのことですね。債券の選び方を、初心者にも分かるよう整理してお伝えします。
まず、債券とは、国や企業がお金を借りるために発行する「借用証書」のようなものです。購入すると、満期まで定期的に利子を受け取れ、満期には額面が返ってきます。株式より値動きが穏やかで、安定した利子収入が期待できるため、ポートフォリオの「守り」の部分を担います。
債券には主に次の種類があります。第一に、国内債券です。日本国債(個人向け国債を含む)が代表で、安全性が高い反面、現在の低金利では利回りも低めです。第二に、外国債券(外債)です。米国債など外国の債券で、国内債券より高い利回りが期待できる一方、為替リスクがあります。第三に、債券ファンド(投資信託)です。多数の債券に分散投資する投資信託で、少額から手軽に分散できます。
ご質問の「外国債券の為替リスク」について説明します。外債は外貨建てのため、利子や満期償還金を円に換える際の為替レートで、受取額が変わります。円安になれば為替差益が得られますが、円高になれば、債券自体は順調でも円換算で目減りすることがあります。高い利回りの裏に、この為替変動リスクがある点を理解しておく必要があります。
ご質問の「金利が変わると債券価格がどう動くか」も重要です。一般に、市場金利が上がると、すでに発行された債券の価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がります。これは、新しく発行される債券の利回りが上がると、利率の低い既存債券の魅力が相対的に下がるためです。満期まで保有すれば額面が返るため影響は限定的ですが、途中で売却する場合や債券ファンドでは、この価格変動が効いてきます。
ご質問の「初心者は個別債券と債券ファンドのどちらが扱いやすいか」ですが、初心者には債券ファンドのほうが扱いやすいことが多いです。理由は、少額から多数の債券に分散でき、個別債券のように銘柄ごとの信用力を細かく分析する必要がないからです。ただし、債券ファンドは満期がなく価格が変動するため、「満期まで持てば元本が戻る」という個別債券の安心感はありません。安全性を最重視するなら個別債券、分散と手軽さなら債券ファンド、という使い分けが一つの目安です。
50代でポートフォリオに債券を組み入れるのは、リスクを抑える有効な手段です。国内債券で安定を確保しつつ、利回りを少し求めるなら外債やファンドを一部加える、といった配分が考えられます。具体的な組み合わせは、IFAなどの専門家に相談されると、ご自身のリスク許容度に合った形が見えてきます。
渡辺 吉祐
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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