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青木 光さんの回答
投資信託で現実的にどのくらいのリターンが見込めるか知りたい、というのは資産計画を立てるうえで大切な視点です。平均利回りの目安を整理してお伝えします。
まず、投資信託の利回りは、何に投資する商品かによって大きく異なります。一概に「投資信託の平均利回りは○%」とは言えないため、タイプ別に見ていきます。
株式型(全世界株式・米国株式など)のインデックスファンドの場合、長期的な期待リターンは年3〜7%程度とされることが多いです。たとえば、S&P500や全世界株式の過去数十年の平均リターンは、年5〜7%程度(円換算・配当込み)だったという結果がよく示されます。ただし、これは過去の実績であり、将来を保証するものではありません。また、年によっては大きくプラスにもマイナスにもなり、平均すればこの程度、という性質のものです。
債券型のファンドの場合、株式より値動きが穏やかな分、期待リターンも低めで、年0〜3%程度が目安です。バランス型(株式と債券を組み合わせた)ファンドは、その中間で、年2〜5%程度が一つの目安です。
ご質問の「インデックス型とアクティブ型で差はあるか」についてです。同じ資産クラス(たとえば米国株)であれば、長期的にはインデックス型のほうが、コストの低さもあって、アクティブ型を上回る成績になりやすいことが多くのデータで示されています。アクティブ型は市場平均を上回ることを目指しますが、信託報酬が高いため、長期では平均を下回るものもあります。初心者の方が利回りを重視するなら、低コストのインデックス型が堅実です。
ご質問の「その利回りで元本が2倍になるまで何年かかるか」についてです。「72の法則」を使うと簡単に見積もれます。72を利回りで割ると、資産が約2倍になる年数がわかります。年利3%なら約24年、年利5%なら約14.4年、年利7%なら約10.3年で2倍です。たとえば全世界株式のインデックスで年5%程度を見込むなら、約14〜15年で2倍が一つの目安になります。
そこで「過大な期待をしないための目安」が、とても大切な視点です。「投資信託なら年10%以上確実に増える」といった期待は持たないでください。現実的には、株式型の長期分散投資で年3〜5%程度を見込むのが堅実です。これより高い利回りをうたう商品や情報は、相応のリスクがあるか、誇大な可能性があります。また、利回りは平均であって、毎年安定して得られるものではなく、マイナスの年もあることを理解しておく必要があります。
まとめると、投資信託の平均利回りは、株式型の長期インデックス投資で年3〜7%(期待値として年4〜5%程度を見込むのが現実的)、債券型で年0〜3%、バランス型でその中間、というのが目安です。過大な期待をせず、現実的な利回りで長期の資産計画を立てることが大切です。具体的な見込みや配分は、IFAなどの専門家に相談されるとよいでしょう。
青木 光
株式会社アリスタゴラ・フィナンシャル・サービス
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